トップページ→海水魚飼育をするようになった経過


初心者の海水魚飼育記


 熱帯魚との出会い


私は海水魚を飼育し始めてから10数年経ちますが、始めは多くの皆さんと同じように熱帯魚飼育から参入しました。四季の移り変わり
熱帯魚飼育から数えますと実に20数年になってしまいます。
私は東京育ちで、杉並区という、海から遠く離れた土地で育ちましたので、海に行くのは年に数回海水浴に行くくらいでした。
そのため海水魚に接することはまったくありませんでした。
海水魚というのは、魚屋さんで売っている食べる魚、サンマとか鮭とかアジとかしか知りませんでした。
また、家のそばに池とか川とかがあったわけでもなかったので、釣りもほとんどやったことはありませんでした。
海水魚に限らず、川魚に対する興味もわかずに過ごしてきました。
熱帯魚にしても、デパートの熱帯魚コーナーで見かけ、「きれいな魚だな、変わった魚もいるものだな」程度にしか関心がありませんでした。

その程度の興味しかなかった私が、熱帯魚を飼うきっかけとなったのは、友人に教えられたPD熱帯魚センターというお店に行ったからです。
それまで見慣れていたデパートの熱帯魚コーナーや、町の金魚屋さん、熱帯魚屋さんとは、圧倒的に違う規模の水槽の多さにカルチャーショックを受けたのでした。
PD熱帯魚センターこのお店のものすごい数の熱帯魚を見て、自分でも飼ってみたいという気が起きたのです。
このお店は新青梅街道という道路沿いにあるお店で、クルマでよく店の前を走っていたので存在は知ってはいました。
建物の壁に大きな魚の絵が描いてある変な家だなと常々思っていた建物でした。
ある日友人と話をしているとき、そこが熱帯魚店であり、日本で有数の大型熱帯魚店だと知らされました。
一度どんなところか見に行ってみようと思い出かけてみました。
その建物は入口が目立たず、駐車場もなさそうに見え、一般の人が自由に入ってもいいのかしら?と思わせるほどお店らしくはありませんでした。
ところが中に入ってみて驚きました。
魚の入った水槽が水族館のように何100も並んでいる光景が目に入り、まるで別世界のように感じました。
そして水族館でなくても、いろいろな種類の魚を自分で飼うことができるのだと知りました。
これが私が魚たちと付き合い始めたきっかけです。


 熱帯魚を飼い始めてみたら


まず最初は、普通にネオンテトラとかエンゼルフィッシュとか飼い始めてみました。
そして、飼育することの難しさを味わっていきました。
始めの内は、魚は餌と水道水を中和させるカルキと、空気を送るエアーポンプがあれば飼育できるものと思っていました。
最初に飼ったときは、お祭りの金魚すくいですくってきた金魚を飼うのと同じ乗りで熱帯魚を飼育していました。
水道水の塩素を除いて、餌をあげて酸素を送れば魚は生きつづけるものと思っていました。
ところが飼ってみると、だんだん魚の元気がなくなっていき、水は汚れていきます。
水は一週間程度で換えなくてはならないことが解りました。
それからは、魚を元気な状態で育てたいと思い、水換えを熱心にするようになりました。
そうしたら魚は元気に泳ぎ続けてくれました。
でも、水換えがだんだん面倒になってきました。
そのうち濾過装置を付ければ、水換えの期間を伸ばすことができることを知りました。
このときの私は、濾過装置は水の汚れを濾しとってきれいな状態にするものと思っていました。
でもしばらくして、新たな疑問が出てきました。
水はきれいなのに、魚の元気がなくなってくるのです。
水はきれいなのに魚が死んでしまう、どうしてなんだろう?
こんなに魚を飼うのは面倒なものなのかと悩み始めました。
そして、書店で熱帯魚飼育の本を買って調べてみることにしました。
そこで解ったことがありました。
濾過装置は、単に水の中の汚れをとる装置ではないのだということでした。
濾過装置とは、敷き砂やフィルターでゴミを濾し取ることが目的ではなく、バクテリアを育てて有害なアンモニアを、無害な硝酸塩に変化させることが大きな役目だということでした。
新しい水を入れる代わりに、アンモニアを無害なものに換えて、水を循環させて使うための装置だったのです。
この理屈が解ったので、それからは濾過というものを重要視するようになりました。
そして濾材の種類によって、水を無害にさせる能力に差があるということも解り、濾過装置と濾材をいろいろ使って効果を確かめていきました。
また飼育していくうちに、水の汚れのほかに水槽のガラス面が汚れていくのが気になってきました。
この汚れはコケでしたが、どうしてコケが生えてしまうのだろう?と思うようになりました。
コケは光が関係しているものだと解ってきました。
コケも植物のようなもので、光合成して成長しているのだと解ってきました。
照明時間を短くしたり、水槽の置き場所を太陽の光が当たらない場所に移したりすると違いがでることも解りました。
コケには、茶色いコケと緑色のコケがあり、緑色のコケは光の当たり具合によって、生えたり生えなかったりするのだということも解りました。魚の遊泳
病気にも随分悩まされました。一匹がかかると次々とうつっていくのです。
そして全滅ということも何度もありました。
こんな苦労をしながらでも、、そこそこ熱帯魚を数ヶ月間飼い続けられるようになっていったのです。


 海水魚との出会い


そんな状態が続いていたある日、PD熱帯魚センターに2階があることに気付き上ってみたのです。
そうしたらそこには、今まで見ていた熱帯魚とは違った感じのきれいな魚が泳いでいたのです。コバルトスズメダイ
熱帯魚より大きく、派手な色の魚が大きな水槽で泳いでいるのが目に入りました。
黒いバックの水槽では、たくさんのブルーの色に輝いている魚が泳いでいました。
ネオンテトラやグラミーなどとは違った美しさにそのとき感じたのです。
このとき初めて、熱帯魚とは違う海水魚という観賞魚がいるのだと知りました。
きれいな魚というのは値段が高いものが当たり前でしたが、このとき一番きれいに感じたコバルトすずめは1匹500円で高くはなかったのです。
美しさといい、価格といい海水魚が気に入ってしまい、早速飼うことにしました。
今まで飼っていた熱帯魚と海水魚の違いは、水に塩が入っているかいないかの違いだけのようです。
でも飼ってみると、海水魚の方が水の汚れ方が早いようなのです。
魚の死ぬのも早いようです。
海水魚とは長く飼い続けることができない魚!そう思いながら飼いつづけていきました。
一緒に飼い始めた熱帯魚は生き続けていくのに、海水魚の方は2〜3週間で確実に次々と死んでしまうのです。
海水魚というのは、長くても1ヵ月程度飼っていくものなのかと真剣にその頃は思っていました。
この頃の私の知識は、熱帯魚飼育の知識でしたので、淡水飼育と海水飼育の違いはまったく理解していませんでした。
何年も解らないまま淡水魚と海水魚の両方を飼い続けていくうち、自然と違いに気付いていきました。
今では長く飼っていくことに関しては同じように思えています。
熱帯魚飼育と同じ注意をしなくてはならないこと、熱帯魚飼育ではあまり重要ではないのに海水魚では注意をしなくてはならないことなど解ってきました。
その後も何度も失敗したり、解らなくて悩んだりを繰り返していきました。
そして現在では、海水魚以外の魚は飼うのはやめてしまい、水槽も90cm水槽1本だけにしてしまいました。
今飼っている魚はずいぶん長く飼い続けていて、1年以上になるものがほとんどです。
2年以上のものも何匹もいます。

そのため、飼いはじめた時の大きさの2倍以上に成長している魚もいます。

今では海水魚も熱帯魚と同じように、長く飼い続けることができるのだと思っています。
どうしても1〜2週間しか生かせておけないで悩んでいた時期とはずいぶん違います。
でも、まだ難しくて解決できない問題もいろいろ抱えています。
そんな私から見ると、インターネットでみる他の人のホームページのすごさに圧倒されます。
ホームページを作っている方達は、自分とはレベルの違う上級者なのだなとつくづく思ってしまいます。
専門的な事もみんな当然のように知っているし、難しい種類の魚の飼育をしているし、上級者とはこういう人たちのことなのだなと思います。
上級者の方々のホームページを見ていくと、とても専門的なことも書いてあります。
これを読んでいけば、いつか自分も近づいていけるのではないだろうか・・・・と思わせます。
でも内容が専門的過ぎます。
言葉が難しすぎます。
読んでいても理解できない個所があります。
この略語は何の略なの?
上級者のホームページが、私には少し敷居が高いところがありました。
上級者同士だと解りやすい内容なのだと思いますが、初級者の私には解りずらいところがでてきます。
私と同じように初級者がホームページを見たら、専門用語や略語が多いと理解しずらいのじゃないかな。
そんな気持ちから、初級者が見やすいようなホームページを作ったら初心者に喜ばれるのではないだろうかと思い立った訳です。
初級者限定版というホームページですので、よかったらながめてみて下さい。










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