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餌について

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    Q&Aコーナー


水槽の魚の様子を見ていると、岩を突っついたり、砂を突っついたり、海藻を突っついたりしています。お腹がいっぱいのときは、ぶらぶらして時を過ごしているのでしょうが、お腹が空いてくるといろいろなところを突っつき始める魚が多いと思います。
動物というのは、自分が生き延びるために努力することといえば、食べ物を見つけることと、食べ物を食べることだけではないでしょうか。
陸上の動物では飲み水を探すということも必要ですが、海の中ではこの努力は必要ありません。
何かやっているとすれば、食べ物を探しているか食べ物を食べているかでしょう。
自分が食べられそうなものは何でも食べてみようとしているのが多くの種類の魚です。
中には好き嫌いが激しく、それしか食べないという種類の魚もいますがあまり種類は多くはありません。
そういう種類の魚を飼おうとすると餌で苦労します。人工餌を食べてくれないのです。
私もいろいろな魚を飼っていたので、食べ物にうるさい種類の魚を飼育することもありました。
上級者は、このような魚を飼育している人が多いものです。でも私は生餌を用意したり、値段の高い餌を買ったり、時間をきっちり計って餌を与えたりすることができず、このような種類の魚は全て死なせてしまいました。
今の私はこのような種類の魚は飼うことをしないで、人工餌で育てられる魚だけを飼育しています。
だから私は 10何年も海水魚飼育しているのに、初級者のままなのです。
人気のある海水魚フードです
上級者になると人工餌にしても何種類かを使い分けています。
私も以前は上級者の真似をして、良い餌を選んで使ってみようとした時期もありました。
例えば、上級者の人たちが使っているシュアーという餌を選んで使い続けていたことがあります。
シュアーにしても上級者から見ると油分が多いから水を汚しやすいといいます。
水を汚さない餌は‥‥だとホームページで紹介したりしています。

でも私にとっては、これより値段の遥かに高い餌とシュアーとの、水の汚れ具合は区別が付きませんでした。
反対に、シュアーより値段の安いテトラマリンを食べさせて比べてみましたが、シュアーと同じように良く食べます。そこで貧乏な私は、値段の安いテトラマリンを食べさせることにしました。
テトラマリンを食べさせるようになってから1年以上になりますが、シュアーで育てていたときと何も変わりません。
我が家の魚たちは、病気になることもなく、やせて弱ってくることもありません。
人工餌は栄養のバランスを考えた餌なので、どの餌を食べさせても丈夫に育つと思います。
熱帯魚の餌も、金魚の餌も、海水魚の餌も中身はそれほどの違いはありません。 テトラマリン
魚が食べるものは似たり寄ったりです。
海にいようが川にいようが。
ただ、中にはそれしか食べないという魚もいます。
陸上の動物でいえば、草食動物と肉食動物の違いもあります。
特別に食べ物が難しい魚を選ばなければ、人工餌なら何を食べさせても同じようなものだと思います。
海水魚を飼育していく上では、何を食べさせてもそれほどの違いはないと思いますが、海水魚飼育している人の内、私のように万年初心者で良いという人はごく少数だと思います。
大部分の人が直ぐに中級者、上級者へと進んでいくはずです。
そんな人たちのために、もう少し細かく餌について見ていきたいと思います。
中級者、上級者の皆さんの飼育では、私のように一種類の人工餌だけで全部の生体を育てていくことはできないでしょう。
海水生物の餌は、生体に適したものとして何種類も売られていますので、一番適したものを見つけていくことも飼育する楽しみの一つであると共にテクニックの一つでもあります。
海水魚の餌は形状などによって、1.人工餌、2.乾燥餌、3.冷凍餌、4.生ま餌、5.活き餌に分けられます。
このうち最も多く用いられている餌が人工餌で、なるべくなら人工餌だけで育てていきたいものです。
何といっても人工餌は栄養バランスを考えて作られていて、水を汚すことも少なく、保存がきく上、安定して入手することができます。
人工餌で育てられれば魚をストレスなく安定して健康に育てていけます。
そこで人工餌から順に各餌を見ていきたいと思います。

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  人工餌


海水魚はほとんどが雑食性ですが、中には植物しか食べないもの、動物しか食べないもの、サンゴのポリプしか食べないもの、プランクトンしか食べないものなどがいます。
人工餌は動物の肉と植物を混ぜ合わせて作られているものがほとんどですが、それしか食べられないという魚のために、植物性の原料を主体に作られた餌を用意しているメーカーもあります。
人工餌の形状はフレーク状になったものと顆粒状になったものが普通ですが、その他にもタブレット状、スティック状、粉状など、対応する生体の食性にあった形状が考えられています。
人工餌は一種類のもので売られていますがテトラは4種類の餌を一つの容器に入れた
マリン メニュー 4in1 65gを販売しました。


  フレークタイプ


薄くて軽いので水面に浮く餌です。小さな魚にも大きな魚にも食べてもらえる便利な餌です。
薄い状態で消化吸収されやすく、食べ残しがあったとしても水面に浮いているので網ですくって捨てられ水が汚れにくいです。
ただ、水面に浮いて沈みにくい餌のため、餌を求めて水面まで行くのが苦手の魚は食べられないということが生じます。
指先で揉んで細かくしてから小さな魚用に与えることもできますしエーハイムリッチマン、水面に寄って来れない魚には、ピンセットで挟んだ餌を水中に入れて魚に食べさせることもできます。
各メーカーでは一種類で大きな魚にも小さな魚にも食べてもらえるとしていますが、テトラは一般の魚用と大きな魚用の2種類の大きさを販売しています。

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  顆粒タイプ


人工餌の中心となる餌で、多くのメーカーがこのタイプの餌を販売しています。
ひかりプレミアムメガバイトレッド小さな魚用のSタイプ、中程度の魚用のMタイプ、大きな魚用のLタイプなど大きさを変えていることが多いです。
魚の習性で水面まで餌を求めて上がっていく魚、水中でしか餌を求められない魚、底面に沈んだ餌しか食べられない魚などがいるので、水面に長く浮いているタイプ、ゆっくり沈んでいくタイプ、直ぐに沈むタイプなどがあります。
餌が早く沈んでしまうと落ちるスピードに追い付けなくて餌を食べることのできない魚がいるため、多くが少し水面に浮いていて、その内ゆっくり沈んでいくように作られています。

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  粉状タイプ


小さな魚や幼魚は口が小さいので普通の顆粒タイプでは大きすぎてしまいます。
粒状タイプの餌を更に小さくして粉状にしたものです。
この餌は軽いため浮上性で少しの量を一日に何回も与えていくようにします。

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チョウチョウウオなどに多いマリンフード ピュアポリプ食の魚は人工餌を食べてくれないことがほとんどです。
このような魚は、餌付けをして少しずつ人工餌を食べるよう慣れさせていかなくてはなりません。
餌付け用に使える餌として、水で練ってライブロックに塗りつけるタイプの餌があります。
岩を突っついて餌を食べている魚に食べてもらえるようにしたものもあります。

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サンゴや無脊椎動物用には液体の餌を与えることが多いです。
添加剤のように水槽に少しずつ溶かして与えたり、サンゴなどの口元にスポイトなどで吹きかけたりして与えます。
この種類の餌はコーラルライフ、レッドシー、ケント、H&Sなどが販売しています。

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餌やりは一日に2回程度与えればよい場合が多いのですが、食が細い魚や幼魚などの場合はそれ以上に与えないとだんだん衰弱してしまいます。
一日に何度も水槽の魚に餌をあげられる環境にある人はあまりいません。
また、旅行に出かけたり病気で入院したりしたときは餌をあげることができません。
残業が多かったり勤務が不規則だったりだと朝晩の餌やりをきちんと続けていくことはできません。
そのようなときはフードタイマーを使うと定期的にきちんと餌やりができて安心です。


一日4回までの児童餌やりができます。 一日2回までの自動餌やりができます。 一日2回までの自動餌やりができます。 一日4回までの自動餌やりができます。 一日4回までの自動餌やりができます。








  ジェルタイプ


レトルト製法で作られている餌で乾燥している人工餌と比べてずっと魚にとっては食べやすく感じるものです。
生き物はいつも自分が食べているもの以外は餌と感じにくいものです。保存のきく人工餌はなかなか食べてもらえないことがあります。
そのようなときのために乾燥餌や冷凍餌が作られていますが、乾燥餌は製造中に栄養分が除かれてしまったり、冷凍餌は冷凍庫で保存しなくてはならないなど不便が生じます。
最近はそれらを解消するものとしてレトルト製法の餌が売られています。

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  乾燥餌


生餌として使っているオキアミ、ブラインシュリンプ、赤虫、イトミミズなどを瞬間冷凍乾燥(フリーズドライ)したものです。生餌は常時使えるように確保していくのが難しいものです。乾燥餌は生餌を生の状態からフリーズドライ製法で水分を除き保存がきくようにした餌です。
乾燥餌は軽いので水面に浮いてしまいますが、そのうち水槽の水を吸収して柔らかくなり沈んでいきます。水を含むと生きている状態に近くなります。
そのため、餌食いの悪い魚に対しての餌付用として使われることの多い餌です。
人工餌と比べて魚に食べてもらいやすい餌なのですが、この餌だけを続けているとそのうち魚が弱っていきます。
自然界の魚は同じものばかり食べているわけではなく、いろいろな食べられそうなものを食べているため幅広く栄養分を得ています。ひかりFDビタミンブラインシュリンプ
それに対し乾燥餌だけでは栄養価が偏りだんだん弱っていきますので、乾燥餌をメインの餌にするのは好ましくありません。
乾燥餌は餌付用の餌と考えて、なるべく早く人工餌に切り替えていくのが良いでしょう。
オキアミを原料にしたものはクリルと呼ばれていますが、βカロテン 、アスタキサンチン を豊富に含んでいますので色揚げの効果 があります。
フリーズドライの餌は乾燥させることで失われる栄養分があるため、不足したビタミン類などを含浸処理した製品もあります。

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  冷凍餌


生の餌をそのまま冷凍したもので、魚が普段食べているものとほとんど変わらないので多くの魚が良く食べてくれます。
冷凍餌にはワムシ 、コペポーダ 、プラインシュリンプ 、イサザアミ などのように生体をそのまま冷凍したものと、ディスカスハンバーグのようにいろいろな原料の餌を混ぜ合わせたものとがあります。
ワムシやコペポーダは稚魚や幼魚の餌としたり、プランクトン食の魚やサンゴの餌として使われるほか、餌付きにくい魚の餌付用としても使われます。クリーンコペポーダ
ディスカスハンバーグは、魚、貝、エビ、海藻などいろいろな原料を混ぜて製造されているので栄養が十分あり、大きな魚の主食として使うことができます。

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  生ま餌


人工餌を食べてくれないポリプ食性チョウチョウウオなどの餌付けようとして使われる餌です。
新鮮なアサリを刻んで貝殻の中に乗せて水中に沈めたり、刻んだものをライブロックにすりつけて魚に突かせて食べさせます。
アサリ以外では甘エビもよく使われ、こちらの方が結果が良い場合もあります。
ほかにホタテの貝柱や他の貝も使われます。
この餌は食べ残しがあると水を汚しますので、食べ残しが出てしまった場合はすぐに取り出すようにします。
生ま餌はあくまで餌付け用の餌と考えて、餌付いた後は徐々に人工餌を混ぜたものにしていき、ゆくゆくは人工餌だけで育てるようにしていきます。




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  活き餌日動ブラインシュリンプエッグス


息をして生きている餌のことで、生きて動いているものしか餌と感じない種類の魚を飼育するとき必要な餌です。
もともと自然界で食べていたものなのでどの魚も喜んで食べる種類の餌です。
飼育しているものがサンゴやイソギンチャク、タツノオトシゴ、クラゲなどのときは動物プランクトンを与えなくてはならなかったり、動く餌を与えなくてはならなくなります。ブラインシュリンプ卵
魚の稚魚には餌として小さな動物プランクトンを必要としますが、プランクトンを手に入れるのは簡単なことではありません。
生きたプランクトンとして使われるものがブラインシュリンプで、卵を孵化させて孵化したものを与えています。
ブラインシュリンプは孵化したてのときは栄養があるのですが、栄養は直ぐに自分の体作りに使われてなくなっていきます。
ブラインシュリンプは淡水性の生物で海水水槽の中ではあまり長く生きられません。1日朝晩2回与えるようにします。ブラインシュリンプ孵化器
早く稚魚を成長させたいと思うときは与える回数を多くすると効果が良く出ます。

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稚魚などは孵化したばかりの小さなブラインシュリンプしか食べられませんが、これでも大きすぎるという稚魚などのためには通信販売などでもっと小さなワムシという動物プランクトンを買うことになります。
ワムシは海に生息しているシオミズツボワムシという動物プランクトンです。アルテミアソルト水槽内にいる小生物も普段食べているものなので余分に入れたとしても水を汚すことはありません。
でも水槽内には自然界と違ってワムシの餌となる植物プランクトンがほとんどいませんので、その内減っていってしまいます。
ワムシ以外でも通信販売などで手に入れることのできる活き餌はいろいろあります。

ワムシなどの注文先 日海コペポーダ(カイアシ)も海に棲んでいる動物プランクトンで、大きさはブラインシュリンプと同じくらいの 1mmくらいです。栄養価はブラインシュリンプよりたくさんあります。
コペポーダは海に棲んでいる生物なので、水槽内でも生きていけ長い間餌になってくれます。
タツノオトシゴのように動くものしか餌と感じてもらえない生物のためには、口の大きさに合った生きている餌を与え続けていく必要があります。
一番小さなものがワムシで、少し大きくなってブラインシュリンプかコペポーダになります。活き餌の注文先 海企画
これより大きい生きている餌はヨコエビになり、大きさ2mm以下のもの 4mmくらいのもの 5mm以上のものなどが売られています。
さらに大きなものはイサザアミで、大きさは 1cm程度のもの 1.5cm程度のものがあります。
イサザアミは汽水域に生息している生物なので、水槽に入れた後はあまり長く生きてはくれません。
餌用として汽水を作って飼育していてもうまく長生きはしてくれません。
これより大きな生きている餌にはモエビとかウミホタルとかがあります
そのほか常温で4週間保存できるプランクトンのパック詰めPhyco Pure(ピコピュア)、Rotifer(ロティファー)、Reef Pods(リーフポッド)がLSS研究所で輸入販売されています。





質問コーナー


1.餌はなるべくなら生餌がいいのでしょうか?


2.カクレクマノミと共生させたくてシライトイソギンチャクを買いましたが、
  餌は何をあげたらいいのでしょうか?


3.シライトイソギンチャクが餌を食べてくれないのですが、どうすれば
  いいんでしょうか  

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